
内服療法
内服療法
イソトレチノインは皮脂腺からの皮脂の分泌を抑え、毛穴のつまりを減らすことでニキビを改善していく内服薬です。重症なニキビ(集簇性ざ瘡)で他の治療では効果が現れにくい場合に使用します。
内服方法 | およそ6ヶ月間続けて内服し経過を観察、その後必要であれば2ヶ月間の休薬期間を経て内服を再開します。内服に必要な量は症状や体重にあわせて決まります。 |
---|---|
血液検査 | 内服には定期的な血液検査が必要で、数値が悪化した場合には内服を中止する場合があります。 |
内服できない方 | 妊娠中・授乳中の方、妊娠を希望される方、妊娠の可能性のある方 |
副作用 | このお薬には催奇形性があります。 男性:内服終了から1ヶ月間の避妊が必要です。 女性:内服終了から6ヶ月間の避妊が必要です。 その他皮膚粘膜の荒れ、肝疾患、鬱、めまい、頭痛、吐き気 |
注意事項 | 内服中および内服終了から6ヶ月間は献血ができません。 |
保険適応 | 海外承認品の個人輸入のため保険適応外の治療です。 |
マーベロン(低用量ピル)を内服するとホルモンバランスの乱れを整えることができるため低用量ピルはニキビ治療にも用いられます。排卵後から生理前はプロゲステロンが増加し皮脂の分泌を促すため過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。月経の終わりまでは肌を潤わせる作用のあるエストロゲンが減少するため肌が乾燥しないよう皮脂が過剰に分泌され毛穴が詰まりやすくなります。
内服方法 | 月経の1日目から服用を開始、毎日ほぼ一定の時間に1日1錠ずつ服用してください。 |
---|---|
飲み忘れ | 飲み忘れが1日の場合は、気づいた時点で飲み忘れた1錠を直ちに服用し、さらにその日の分も通常通りの時間に服用してください。飲み忘れが2日以上の場合は、服用を中止し、次の月経を待って新しいシートで服用を開始してください。 |
内服できない方 | 妊娠または妊娠の可能性のある方、授乳中の方、不整出血のある方、35歳以上で1日15本以上のたばこを吸う方、血栓性素因のある方。 |
副作用 | 吐き気、頭痛、乳房の張り、不整出血、経血量の変化、血栓症 |
注意事項 | 次のような症状があらわれた場合は血栓症の疑いがあります。症状が軽くても飲むのをやめてすぐに医師に相談してください。血栓症を疑って他の病院を受診するときは、この薬を飲んでいることを伝えてください。突然の足の痛みや腫れ・手足の脱力やまひ・突然の息切れや押しつぶされるような胸の痛み・激しい頭痛・舌のもつれ・しゃべりにくい・突然の視力障害 |
保険適応 | 保険適応外の治療です |
内服方法 | 1日1回決まった時間に内服してください。食前でも食後でも構いません。 |
---|---|
効果が期待される部位 | 頭頂部 |
外用薬との併用 | 可能です。 |
注意事項 | 男性のみ服用できます。女性は内服できません。妊娠中の女性が破損したプロペシアに触れて有効成分が体内に吸収されると、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあるため、プロペシアは割って飲まないでください。内服を中止した場合、最初から内服しなかった場合の現在の年齢の状態まで脱毛が進行します。前立腺がんの検診を受ける方は検査を実施する医師にプロペシアを内服していることをお知らせください。検査結果の数値が高く出ることがあります。内服中および内服終了から1ヶ月間は献血ができません。 |
副作用 | リビドー減退、肝機能障害、全身倦怠感 |
保険適応 | 保険適応外の治療です |
内服方法 | 1日1回決まった時間に内服してください。食前でも食後でも構いません。 |
---|---|
効果が期待される部位 | 頭頂部および前頭部 |
外用薬との併用 | 可能です。 |
注意事項 | 男性のみ服用できます。女性は内服できません。妊娠中の女性が破損したザガーロに触れて有効成分が体内に吸収されると、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあるため、ザガーロのカプセルは開けないでください。内服を中止した場合、最初から内服しなかった場合の現在の年齢の状態まで脱毛が進行します。前立腺がんの検診を受ける方は検査を実施する医師にザガーロを内服していることをお知らせください。検査結果の数値が高く出ることがあります。内服中および内服終了から6ヶ月間は献血ができません。 |
副作用 | リビドー減退、肝機能障害、全身倦怠感、黄疸、食欲不振、乳房障害、精子の数および量の減少 |
保険適応 | 保険適応外の治療です |