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一般皮膚科|渋谷区で肌のお悩みなら
-代々木上原皮膚科クリニック

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一般皮膚科

一般皮膚科|渋谷区で肌のお悩みなら
-代々木上原皮膚科クリニック

一般皮膚科

※健康保険適用の皮膚科治療です。

湿疹(しっしん)

湿疹とは

湿疹は、皮膚の炎症を伴う病気の総称で、かゆみ、赤み、水疱、乾燥、ひび割れなどの症状を引き起こします。湿疹には多くの種類がありますが、主なものをご紹介します。

  • アトピー性皮膚炎:アレルギー反応によって引き起こされる炎症性の皮膚病で、かゆみ、乾燥、赤み、水疱、皮膚の厚みの増加などの症状が現れます。
  • かぶれ:接触した物質によって引き起こされる皮膚炎で、赤み、かゆみ、水疱などが現れます。
  • 脂漏性皮膚炎:頭皮や顔などにできる、油脂の過剰分泌によって引き起こされる皮膚炎で、赤み、かゆみ、脱皮、フケが現れます。

湿疹の治療

  1. 保湿剤の使用:湿疹は皮膚の乾燥が原因の場合がありますので、保湿剤を使って皮膚を保湿しましょう。
  2. ステロイド剤の使用:ステロイド剤は、炎症を抑える作用があり、湿疹の治療に有効です。ただし、副作用もあるため、必ず医師の指示に従って使用してください。
  3. 抗ヒスタミン剤の使用:かゆみを緩和するために抗ヒスタミン剤が使われることがあります。
  4. スキンケア:過度な刺激を避けるため、マイルドな洗浄剤や肌に優しい化粧品を使用し、適切なスキンケアに努めましょう。
  5. 生活習慣の改善:ストレスや睡眠不足、栄養不足などが湿疹を引き起こす原因となる場合があります。健康的な生活習慣を心がけることも大切です。

ウイルス性のいぼ(尋常性疣贅、青年性扁平疣贅など)

ウイルス性のいぼ 手足にできる尋常性疣贅の他、女性の顔面に多発する青年性扁平疣贅は治療に抵抗するやっかいな病気です。

治療方法

軸となる治療は液体窒素療法です。治療に難渋する例では自費診療になりますが、局所免疫療法をおこなっています。何年も治らなかったいぼが急に完治することがあります。

とびひ

とびひとは 伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)は、黄色ブドウ球菌によって引き起こされる感染症です。主に乳幼児に多く発症し、膿疱が皮膚の表面に現れ、かゆみや炎症を伴うことがあります。感染力が強く、感染拡大が起こりやすいため、集団生活をしている子供たちの間で流行することがあります。症状としては、発熱や不快感、食欲不振などの全身症状に加えて、皮膚に丸い膨らみが現れます。膨らみは、しばらくすると中央部が黄色く変色し、膿疱になります。膿疱が破裂して痛みやかゆみを伴うことがありますが、通常は自然に治癒します。
とびひの治療 治療には、細菌感染に対する抗生物質が使用される場合があります。また、予防には手洗いや衛生管理が重要です。患部を清潔に保ち、感染を広げないようにすることが大切です。

 

花粉症(アレルギー性の鼻炎、皮膚炎、結膜炎)

花粉症の治療では、ご自身が該当するアレルゲンが飛び始める少し前からの抗アレルギー剤の継続的な内服が一般的です。

アトピー性皮膚炎(アトピーせいひふえん)

アトピー性皮膚炎はアレルギーの側面ばかり強調されますが、実際には皮膚の乾燥症状がかゆみの原因の主要な部分をしめています。多くのアトピー性皮膚炎の患者さんは誤ったスキンケアを行い、かゆみに対して掻き壊すことを繰り返すうちに特有の病像を作り上げているのです。正しいスキンケアの方法を覚えればかゆみは格段に減ります。かゆみが減れば掻かなくなり湿疹は自然と改善するのです。当院ではこのような生活習慣を改善するプログラムを実施し、効果を上げています。なお、2018年からはアトピー性皮膚炎の新しい治療薬デュピクセントを使用した治療がはじまっています。2週間に1回の間隔で治療を行い、4ヶ月で効果を判定します。重症の方には大変有効な治療方法です。

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎(アトピーせいひふえん)は、遺伝的な要因や環境要因などが絡んで、皮膚に炎症が起こる病気です。
皮膚の乾燥、痒み、紅斑(こうはん)、水疱(すいほう)やかゆみのある湿疹、肌荒れ、あせものような症状などが現れます。かゆみが非常に強く、掻いたりすると皮膚が損傷し、菌感染症を引き起こすことがあります。また、顔や手、足、首、肘などの可動部位に多く発生することが多く、発症年齢によって症状の現れ方も異なります。

アトピー性皮膚炎の原因

複数の要因が絡んで発症すると考えられています。

  • 遺伝的要因:遺伝子の変異が関係していると考えられており、家族にアトピー性皮膚炎を発症する人がいる場合には、発症率が高いとされています。
  • 免疫機能の異常:体内の免疫細胞の働きに異常が生じることにより、炎症が引き起こされると考えられています。
  • 乾燥した環境や外的刺激:皮膚が乾燥し、痒みを引き起こすことがあります。
  • 好酸球(こうさんきゅう)の過剰な増殖:アレルギー反応によって、好酸球が過剰に増殖し、炎症を引き起こすことがあります。
アトピー性皮膚炎の診断
  1. 症状・経過・家族歴の確認:診察時に、患者さんの症状や病歴、家族歴を詳しく聞き取ります。アトピー性皮膚炎には、特有の症状があり、かゆみ・皮膚の乾燥・紅斑(こうはん)・湿疹(しっしん)などが現れます。発症年齢によって症状の現れ方も異なるため、詳細な聞き取りが必要です。
  2. 皮膚の観察:皮膚の状態を診察し、症状がアトピー性皮膚炎に特有のものであるかを判断します。アトピー性皮膚炎の皮膚は、乾燥し、かゆみを伴う紅斑、湿疹が見られます。また、皮膚が厚くなり、皮膚色が変わる場合もあります。
  3. 血液検査:アトピー性皮膚炎は、アレルギー反応による病気のため、血液中のアレルギー反応を示す物質(IgE抗体)の検査が行われることがあります。ただし、アトピー性皮膚炎の診断に必ずしも必要ではありません。
  4. アレルギー検査:アトピー性皮膚炎の原因となるアレルゲン(花粉やダニ、ペットの毛など)が特定できれば、そのアレルゲンに対するアレルギー検査が行われることがあります。
  5. 皮膚生検:症状が重度である場合や、診断が困難な場合は、皮膚生検が行われることがあります。皮膚生検は、皮膚から細胞や組織を採取し、病変の病理学的解析を行います。ただし、症状が軽度の場合には、通常は皮膚生検は行われません。
アトピー性皮膚炎の治療
  1. 保湿療法:アトピー性皮膚炎の皮膚は乾燥しがちなため、保湿療法が基本となります。保湿剤を定期的に塗り、皮膚を柔軟に保ち、かゆみや炎症を軽減することができます。
  2. ステロイド外用剤:アトピー性皮膚炎のかゆみや炎症を抑えるために、ステロイド外用薬が処方されることがあります。ステロイド外用薬は、かゆみや炎症を軽減し、皮膚の赤みや腫れを抑えます。ただし、長期使用すると副作用が出ることがあるため、医師の指示に従い使用する必要があります。
  3. カルシネリン阻害剤外用薬:ステロイド外用薬に代わる治療法として、カルシネリン阻害剤外用薬が使用されることがあります。この薬剤は、免疫系の炎症を抑えるために使われます。
  4. 抗アレルギー薬:アトピー性皮膚炎には、アレルギー反応によるかゆみや炎症が原因となる場合があります。そのため、抗アレルギー薬が処方されることがあります。

重度の場合には、これらの治療法を組み合わせて治療を行うことがあります。治療法には個人差がありますので、専門医による治療が必要です。

アトピー性皮膚炎の進化した治療 デュピクセント注射は、アトピー性皮膚炎の治療に用いられる抗体製剤の一種で、アトピー性皮膚炎の原因とされる炎症を抑えることができるため、効果的な治療法として注目されています。臨床試験において、デュピクセントは、重度のアトピー性皮膚炎の症状を改善する効果があることが示されています。
デュピクセントは、イル-4受容体αサブユニットを標的とするモノクローナル抗体で、皮膚炎症を抑制する作用があります。皮下注射で、2週間に1回の間隔で注射を実施します。
ただし、デュピクセントにも副作用があり、注射部位の痛みや発赤、かゆみ、発疹などが起こることがありますので、使用には適切なリスク管理が必要であり、治療には医師の指示に従う必要があります。
頻繁な通院が難しい方はご自宅での自己注射も可能ですのでご相談ください。
デュピクセントの医療費補助 高額医療が適応される場合がありますので治療開始前にはご自身が加入する健康保険組合にご相談ください。

手湿疹(てしっしん)

手湿疹とは

手のひらや指などの皮膚に炎症が起こる疾患のことを指します。主に以下のような症状が現れます。

  • 皮膚が赤くなり、かゆみや痛みが生じる。
  • 水疱(すいほう)やかさぶたができる。
  • 皮膚が乾燥して、ひび割れたり、かゆみが強くなる。
手湿疹の原因
  • アレルギー反応:手に触れる化学物質やアレルゲンに対してアレルギー反応が起こり、炎症が生じることがあります。
  • 湿度の高い環境:手が長時間湿った状態になると、菌や真菌の繁殖が起こり、皮膚炎を引き起こすことがあります。
  • ストレス:ストレスが原因で、自律神経のバランスが崩れると、手湿疹を引き起こすことがあります。
手湿疹の治療
  1. ステロイド外用薬:炎症やかゆみを抑えるために、ステロイド外用薬が処方されることがあります。
  2. 保湿剤:手の皮膚が乾燥している場合には、保湿剤を使用して、皮膚の乾燥を防ぐことが重要です。
  3. 症状の原因物質の回避:アレルギー反応が原因である場合には、原因となる物質の回避が必要です。
  4. ストレス管理:ストレスが原因である場合には、ストレスの原因を取り除いたり、ストレスを軽減する方法を見つけることが重要です。

手湿疹は、症状が重症化すると、生活に支障をきたすことがあるため、早めの診断・治療が必要です。また、症状が慢性化する場合には、専門医による治療が必要です。

口内炎(こうないえん)

口内炎とは

口の中の粘膜にできる、痛みや不快感を引き起こす炎症のことを指します。主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 痛み:口内炎の部位によっては、食べ物を噛むときや話すときに痛みを感じることがあります。
  • 赤い斑点:口内炎の部位によっては、赤い斑点や腫れが見られることがあります。
  • 白いかさぶた:口内炎の場合には、白いかさぶたができることがあります。
口内炎の原因
  • 外傷:食事や歯ブラシなどによって、口の中の粘膜が傷つくことがあります。
  • 感染:細菌やウイルスに感染することで、口内炎が生じることがあります。
  • アレルギー反応:食品や薬などに対して、アレルギー反応が起こることで、口内炎が生じることがあります。
口内炎の治療
  1. 歯科治療:歯や歯肉に関する問題が原因の場合には、歯科治療が必要になることがあります。
  2. 薬物療法:口内炎による痛みや炎症を抑えるために、口内薬や塗り薬などが処方されることがあります。
  3. 食事の改善:辛い・刺激の強い食べ物やアルコールなどを避け、栄養バランスの良い食事を摂ることが重要です。
  4. 軟膏などの局所治療:口内膜用軟膏などを用いて、症状を和らげることができます。

口内炎は、症状が重症化すると、食事や会話などの日常生活に支障をきたすことがあるため、早めの診断・治療が必要です。また、症状が長期間続く場合は専門医による治療が必要です。

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

脂漏性皮膚炎とは 頭皮、顔、胸、背中、肩、耳、脚などの皮膚に赤い発疹やかゆみが現れる、慢性的な皮膚疾患です。皮膚の油脂分泌が過剰になり、カビや細菌などの菌が繁殖することが原因とされています。脂漏性皮膚炎は、主に成人に多く見られますが、乳幼児にも発症することがあります。
脂漏性皮膚炎の症状 皮膚の赤み、かゆみ、脂っぽい分泌物やフケの発生などがあります。特に、頭皮に発生する場合は、赤い発疹や炎症が頭皮全体に広がり、フケやかゆみが強くなります。また、脂漏性皮膚炎は、他の皮膚疾患と似た症状が出ることがあるため、正しい診断が必要です。
脂漏性皮膚炎の治療 剤や抗真菌薬などの外用薬、および抗生物質や抗炎症薬などの内服薬が用いられます。また、頭皮に発生する場合は、シャンプーによる治療も効果的です。ただし、症状が重い場合には、皮膚科医の診療を受ける必要があります。

乾燥肌・皮脂欠乏症(かんそうはだ・ひしけつぼうしょう)

皮脂欠乏症とは 皮脂の分泌が極端に少なくなることによって、皮膚が非常に乾燥してしまう疾患です。皮脂は、肌を潤す保湿成分やバリア機能を持つ成分を含んでおり、皮脂が不足すると、肌の乾燥やかさつき、かゆみ、赤みなどの症状が現れます。また、皮脂が不足すると、紫外線や乾燥、外部刺激などによって、肌荒れやシワの原因となることもあります。
皮脂欠乏症の原因 年齢や環境、ストレスなどによって引き起こされることがあります。また、遺伝的な要因もあるとされています。特に、高齢者や女性に多く見られ、乾燥性の肌質の人やアトピー性皮膚炎の人にも発生しやすいとされています。
皮脂欠乏症の治療 皮脂欠乏症の治療には、保湿剤や皮脂分泌促進剤などの外用薬が用いられます。また生活習慣の改善も重要です。定期的なスキンケアや保湿ケアを行うことで、症状を改善することができます。

皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)

皮脂欠乏性湿疹とは 皮膚の乾燥によって引き起こされる湿疹の一種で、皮脂の分泌が不足していることが原因と考えられています。皮脂は、肌を潤す保湿成分やバリア機能を持つ成分を含んでおり、皮脂が不足すると、肌の乾燥やかさつき、かゆみ、赤みなどの症状が現れます。そのため、皮脂欠乏性湿疹は、乾燥性の肌質の人や高齢者、アトピー性皮膚炎の人に多く見られます。
皮脂欠乏性湿疹の症状 主に手や足首、膝、肘、首などの皮膚に現れ、かゆみ、赤み、ひび割れ、角質化などが見られます。症状が重度の場合には、炎症や化膿を起こすこともあります。
皮脂欠乏性湿疹の治療 保湿剤や皮脂分泌促進剤、ステロイド外用剤などの外用薬が用いられます。また、皮膚の乾燥を防ぐために、入浴時には石鹸の使用を控える、湯船に長く浸かりすぎない、入浴後はすぐに保湿剤を塗る、などのスキンケアが大切です。重度の場合には、内服薬が必要となる場合もあります。

蕁麻疹(じんましん)

じんましんとは 皮膚や粘膜に発生するかゆみを伴う湿疹の一種で、具体的には、アレルゲン物質(花粉、食物、薬品、動物の毛やダニなど)や、ウイルスや細菌、ストレス、運動などが原因として挙げられますが、実際の原因はわからないことが多い疾患です。アレルギー反応が起こるメカニズムは、体内にアレルゲン物質が侵入すると、免疫系が異物と認識して抗体を産生します。その抗体とアレルゲン物質が結合することで、組織内にヒスタミンなどの物質が放出され、血管の透過性が亢進して、皮膚や粘膜にかゆみを伴う湿疹が発生します。また、免疫系がアレルゲン物質を攻撃する過程で、身体にダメージを与えることもあります。その症状が短時間で出現・消失するものを急性じんましん、繰り返し発生するものを慢性じんましんと呼びます。
じんましんの症状 局所的なかゆみや発疹、腫れ、赤みなどです。また、重症化すると全身に広がることもあり、呼吸困難や嘔吐、意識障害などの症状が出ることもあります。原因となるアレルゲンは、食物や薬品、花粉、動物など様々なものがあります。
じんましんの治療

まず原因となるアレルゲンの特定も重要です。症状の軽度の場合は、抗ヒスタミン剤やステロイド外用剤などの薬剤が用いられ、かゆみや発疹などの症状を緩和することができます。重症化する場合は、症状が発生したら速やかに医療機関を受診することが必要です。また、予防策として、アレルギー物質を摂取しないよう注意したり、アレルゲンの特定や排除、ストレスの軽減、生活習慣の改善が大切です。

じんましんの進化した治療

じんましんの新しい治療方法としてゾレアがあります。ゾレア(一般名:オマリズマブ)とは、重症のアレルギー性疾患、特に慢性特発性蕁麻疹の治療に用いられる注射薬です。アレルギー反応の根本的な原因となるIgE抗体(アレルギー反応を起こす物質)に直接働きかけ、アレルギー症状を抑える効果があります。

ゾレアが効くメカニズム
  1. IgE抗体の働きを阻害:ゾレアは、アレルギー反応を引き起こすIgE抗体と結合します。これにより、IgE抗体がマスト細胞に結合することができなくなり、アレルギー反応の連鎖が中断されます。
  2. ヒスタミンなどの炎症物質の放出抑制:IgE抗体がマスト細胞に結合できなくなると、ヒスタミンなどの炎症物質が放出されにくくなり、アレルギー症状(かゆみ、発疹、鼻水など)が軽減されます。
ゾレアの注意点
  • ゾレアは、医師の診断のもと、医療機関で注射を行います。
  • ゾレアは、すべての患者さんに効果があるわけではありません。
  • ゾレアを使用する際には、医師にアレルギー歴や他の持病などを詳しく伝えてください。

火傷(やけど)

やけどとは やけどとは、熱や電気、化学物質などの外的要因によって皮膚や粘膜が損傷し、炎症を引き起こす状態を指します。炎症が生じることで、痛みや発赤、腫れ、水ぶくれ、かさぶたなどの症状が現れます。
やけどは、熱傷、化学傷、電気傷の3つに分類されます。熱傷は、熱いものに触れたことによって生じます。火傷、油飛び、お湯のこぼれなどが代表的な原因です。化学傷は、酸やアルカリなどの化学物質によって引き起こされます。例えば、アルカリ洗剤の取り扱い時に発生する化学傷が挙げられます。電気傷は、高圧電流や低圧電流などによって生じます。家庭内で起こりやすいのは、コンセントに触れたり、アイロンのコードに触れたりしたときの低圧電流によるものです。
やけどの程度 一般的に浅いものから深いものまで、4度に分類されます。1度熱傷は、皮膚の表面が赤くなるなどの軽い症状で、2度熱傷は、水ぶくれが生じるなどの中程度の症状です。3度熱傷の場合は救急病院を受診してください。
やけどの治療 やけどの治療は、やけどの程度や原因によって異なりますが、一般的には炎症を抑えるための外用薬や、痛みを和らげるための鎮痛剤などが用いられます。当院では主に湿潤密閉療法での治療をしています。湿潤密閉療法は、やけどなどの傷口を保護し、治癒を促進するための治療法の一つです。傷口を清潔にし、薬剤を塗布した上で、透明なフィルムや軟膏などで覆い、密閉状態を作ります。
この方法にはいくつかの利点があります。まず、湿潤状態を保つことで傷口の治癒が促進されます。また、密閉することで傷口の感染を防ぎ、痛みを軽減し、傷口から水分や熱が逃げることを防ぎます。
ただし、やけどの程度や状態によっては、湿潤密閉療法が適していない場合もあります。治療の選択肢の一つとして、専門医と相談して適切な治療方法を選ぶことが重要です。

凍瘡(しもやけ)

しもやけとは 寒さなどによって手足の末端部分が赤く腫れてかゆくなる症状です。寒さによって血管が収縮し、末端部分の血流が悪くなります。そのため、足の指や手の指の先などに症状が現れることが多いです。
しもやけの症状 一般的に痛みはありませんが、かゆみや炎症、水ぶくれなどの症状が出る場合があります。また、重度の場合にはひび割れや出血が起こることもあります。しもやけの予防には、十分な保温や血行促進が必要です。手袋や靴下を着用し、運動を行って血行を促進することが有効です。また、しもやけの症状が出た場合は、症状を悪化させないように清潔に保ち、かゆみを和らげるために保湿剤を使用することが重要です。重症の場合には、医師の診察を受けましょう。
しもやけの治療 まずは、温かい水で手や足を洗い、清潔にしてから保湿剤を塗ります。保湿剤には、ビタミンEなどの成分が含まれるものが効果的です。また、痒みを和らげるために、かゆみ止めの薬などを使用することができます。
しもやけの治療には、症状の改善だけでなく、再発を防ぐための予防が大切です。予防のためには、外出時には手袋や靴下を着用すること、運動をすること、保湿剤を塗ることなどが有効です。また、冷たい水で手や足を洗うことは避け、温かい水で洗うようにしましょう。

日焼け(ひやけ)

日焼けとは 過度に紫外線にあたった際に起こる皮膚の炎症です。数時間後に赤みが出現し、6~24時間でピークになります。水疱ができることもあります。紫外線に当たる前に日焼け止めを塗ることが重要です。
日焼けのご自宅での治療

軽度のものであれば自宅での処置が可能ですが、症状がひどい場合には医師の診察が必要です。

  1. 冷やす:日焼けした部分を冷たい水や保冷剤で冷やすことで、痛みやかゆみを和らげることができます。ただし、保冷剤を直接肌にあてることは避け、保冷剤をタオルに包んで使用するようにしましょう。
  2. 保湿する:日焼けした部分が乾燥してしまうと、かゆみや痛みが強くなることがあります。保湿剤を塗ることで、肌の乾燥を防ぎ、症状を和らげることができます。保湿剤には、アロエやグリセリン、ヒアルロン酸、セラミドなどの成分が含まれたものが効果的です。
  3. 水分補給する:日焼けによって肌が乾燥するため、体内の水分が失われることがあります。こまめに水分を摂取することで、体内の水分量を補給し、症状を和らげることができます。
日焼けの医療機関での治療 症状がひどい場合には、医師の診察を受けることが重要です。日焼けによる痛みを抑えるために、ステロイド剤や抗炎症薬、抗ヒスタミン剤などが処方されることがあります。ただし、医師の指示を受けないで使用することは避けましょう。

薬疹(やくしん)

薬疹とは 薬物によって引き起こされる皮膚の炎症や発疹のことです。薬疹は、薬物の種類によってさまざまな症状や程度があります。
薬疹の症状 軽度の場合は、かゆみや赤みなどの症状が現れることがありますが、重度の場合には、水ぶくれや皮膚の剥離、全身に発疹が広がることがあります。薬疹は、薬剤性過敏症の一種であり、薬物の種類や投与量、個人の体質などが原因となって発生することがあります。薬疹が疑われる場合には、速やかに医師の診察を受けることが必要です。
薬疹の治療

原因となる薬物を避けることが基本です。薬剤が停止された後、症状の軽度から中等度の場合には、保湿剤の使用やかゆみ止めの塗り薬などを用いて症状の緩和を図ることができます。また、抗ヒスタミン薬やステロイド薬などの内服薬が処方されることもあります。
重度の場合には、入院治療が必要な場合があります。入院中には、ステロイド薬や抗生物質が点滴投与されることもあります。重度の薬疹では、皮膚の剥離が進行することがあるため、適切な処置が必要です。薬疹が発生した場合には、再発を防ぐためにも、医師に相談して、薬剤の種類を特定したり投与量を調整することが大切です。また、薬剤に対するアレルギー反応が強い場合には、その薬剤を避ける必要があります。

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん・二の腕のザラザラ)

毛孔性苔癬とは 表皮細胞の代謝が乱れて、皮脂が詰まった毛穴に菌が繁殖して起こる、一種のニキビのような皮膚疾患です。通常、顔、胸、背中、肩などに発症し、慢性的な経過をたどりいずれ自然に治まります。一般的には痛みやかゆみを引き起こすことはありません。毛孔性苔癬は、原因不明の疾患であり、主に遺伝的な要因によって引き起こされると考えられています
毛孔性苔癬の治療 治療法としては、サリチル酸ワセリンや尿素軟膏の使用が効果的であり、定期的なケアと
継続的な治療が必要です。

かかとの乾燥(かかとのかんそう)

かかとの乾燥とは 一般的に病気ではありませんが、かかとが非常に乾燥すると、ひび割れや炎症を引き起こす可能性があります。また、かかとの乾燥が原因で歩行時に痛みを感じることもあります。そのため、日常的な保湿やケアが必要です。特に、足の皮膚が乾燥しやすい冬場は、より注意が必要です。かかとに皮むけなどが出現します。
かかとの乾燥の治療

サリチル酸ワセリンや尿素軟膏の外用で治療します。患部に細菌がいないか検査するこ
ともあります。

たこ、うおのめ

たこ、うおのめとは 足のたこやうおのめとは、角質細胞が過剰に増殖してできる角質化した皮膚のことを指します。一般的に、足の裏や指の間などの負担がかかりやすい部位にできることが多いです。たこは、長時間の立ち仕事や運動、過度な歩行、靴の選び方などが原因となってできることがあります。また、たこができることで、足の負担が大きくなり、痛みや歩行困難を引き起こす場合もあります。
たこ、うおのめの治療 たこができた場合は、保湿や角質を取り除くケアを行うことが大切です。痛みや不快感がある場合は、皮膚科専門医を受診することをおすすめします。

肝斑(かんぱん)

肝斑とは 肌の色素沈着によってできる斑点のことを指します。主に頬などにできることが多く、日光によって刺激されることで悪化することがあります。肝斑は、遺伝的な要因やホルモンバランスの変化などが原因とされています。特に女性の場合は、妊娠や産後などホルモンバランスの変化が起こる時期にできることが多いです。肝斑は一般的には健康上の問題はありませんが、見た目の問題からコンプレックスを抱く人もいます。
肝斑の治療 美白効果のある薬やレーザー治療などがありますが、完全に治るわけではありません。また、日焼けを避けたり、紫外線対策をすることが肝斑の予防につながります。

白斑(はくはん)

白斑とは 皮膚や毛髪、眼の虹彩などに現れる色素欠乏の症状です。症状が現れる部位によって、局所性白斑や全身性白斑に分類されます。白斑は、色素細胞の機能障害や破壊、破壊作用を持つ免疫細胞の活性化などが原因と考えられています。遺伝的な要因も関与していると考えられています。白斑は一般的に健康上の問題はありませんが、見た目の問題からコンプレックスを抱く人もいます。

肝斑の治療

色素を増やすための薬や光線療法、皮膚移植、メイクなどがありますが、完全に治るわけではありません。また、紫外線対策をすることが白斑の進行を遅らせることにつながります。

母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん・ほくろ)

ほくろとは

皮膚にできる色素性の良性腫瘍のことです。通常は直径が5mm以下の小さなもので、茶色や黒色をしていますが、稀に赤色や肉色をしている場合もあります。多くは生まれつき備わっており、成長とともに数が増えたり、大きくなったりすることがありますが、一部のほくろは後天的にできることもあります。

ほくろ自体は一般的に健康上の問題はありませんが、形や色の変化があった場合には悪性腫瘍として発展することがあります。このため、ほくろに変化があった場合には、皮膚科専門医に相談することが重要です。

ほくろの治療

当院ではほくろの切除法を行なっています。ほくろを完全に切り取り、その周りの皮膚を
縫合する方法です。ほくろが大きい場合や形が不規則な場合に適しています。

また、盛り上がりのない平らなほくろは、炭酸ガスレーザーで治療することもできます。

いぼ(疣贅・ゆうぜい)

いぼとは ウイルス感染などによって皮膚や粘膜にできる、小さなイボ状の腫瘍です。主にヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされ、感染部位によって種類が異なります。いぼは、一般的に手足や顔、首などの皮膚表面にできます。大部分は症状がなく、自然に治癒することもあります。
いぼの治療 凍結療法、レーザー治療、手術などがあります。治療法は、疣贅の大きさや数、部位、症状などによって選択されます。

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

脂漏性角化症とは 皮膚の脂漏腺から分泌される脂質が過剰に分泌され、皮膚表面に留まることで起こる角化異常の疾患です。額や鼻の周り、眉毛の間、耳の後ろなどに好発します。また、胸や背中、腕、足の甲などの皮膚にも発症することがあります。
脂漏性角化症の治療 炭酸ガスレーザーや液体窒素などの治療法があります。ただし、治療経過には個人差があり、完全に治すことは難しい場合もあります。日常生活においては、皮膚の乾燥を防ぐために保湿剤の使用や、過剰な刺激を避けることが重要です。

稗粒腫(はいりゅうしゅ)

稗粒腫とは 表皮内に角質がたまり、白色の小さな粒状の丘疹ができる皮膚疾患です。主に顔や目の周り、口周り、鼻の上などの皮膚にできます。一般的には痛みやかゆみを伴わず、見た目が気になる程度の軽度の症状です。原因としては、皮脂腺や汗腺が詰まり、皮脂や角質が排出されずに皮膚の表面にたまることが挙げられます。また、赤ちゃんにも稀に見られることがありますが、通常は成長とともに自然に消失します。
稗粒腫の治療 治療としては、一般的には特に治療は必要ありませんが、見た目が気になる場合には、皮膚科医によって器具での圧出やレーザー治療などが行われます。

粉瘤(ふんりゅう)

粉瘤とは 皮下脂肪組織の中に形成される良性腫瘍の一種です。皮膚の中にできた袋状の腫瘤で、内部には脂肪や角質などが溜まっている状態です。特に大きなものや痛みを伴うものは手術によって治療します。ただし、小さな粉瘤の場合は、治療が必要ないことが多いです。
炎症性粉瘤とは 粉瘤が炎症を引き起こしたものを炎症性粉瘤と呼びます。粉瘤の中の物質が皮膚に漏れ出し、周囲の組織に炎症を引き起こしてしまったものが炎症性粉瘤となります。炎症性粉瘤は、赤みや腫れ、痛み、膿などの炎症症状を伴うため、通常の粉瘤よりも不快感を伴います。治療法は、薬剤の塗布や外科手術などがあり、症状の程度によって選択されます。治療が遅れた場合には、粉瘤が壊死して外部に膿を出すこともあります。

ガングリオン

ガングリオンとは ガングリオンとは、手や足の関節部分や手首などにできる、小さなしこりのことを指します。主に関節の周辺や腱鞘のある場所などに発生し、腫れや痛みを引き起こすことがあります。
ガングリオンの治療

腫瘍が小さく症状が軽度の場合は経過観察を行うことがありますが、症状が重度であったり腫瘍が大きくなっている場合は、手術や穿刺(せんし)による治療が必要となる場合があります。

穿刺療法とは、針を用いて腫瘍内の液体を吸い出す治療方法です。同時にステロイド注射薬を注入することもあります。この方法は手術に比べて負担が少なく、短時間で治療が可能であるため、一般的には穿刺療法から始められることが多いです。しかし、再発の可能性が高く、完全に治癒しない場合があるため、再発した場合や症状が重度の場合は手術が必要となることがあります。

皮膚がん(ひふがん)

皮膚がんとは 皮膚がんは、皮膚細胞ががん化したものを指します。主に紫外線の影響によって引き起こされることが多く、日常生活での紫外線の影響や、過度の日焼けや日焼けによる炎症、遺伝的要因などが原因となることが知られています。代表的な皮膚ガンとしては、基底細胞がん、扁平上皮がん、悪性黒色腫などがあります。これらのガンは、早期発見が治療のポイントであり、皮膚の変化に注意を払って、定期的な皮膚検診を受けることが重要です。
皮膚がんの治療

治療法は病状によって異なりますが、手術や放射線治療、化学療法などが用いられます。

当院では大学病院の皮膚外科から毎週医師が診察にきていますので、どんな皮膚の腫瘍でも対応可能です。大きいものは、大学病院に入院の上、皮弁、植皮といった方法での治療も可能です。

ケロイド

ケロイドとは 皮膚の傷跡が、本来の傷跡よりも過剰に肥厚して盛り上がった状態を指します。一般的に、外科手術の傷跡や火傷、ニキビの跡などがケロイドとなることが多いです。ケロイドは、炎症やアレルギー反応が原因とされ、遺伝的な要因も関与していると考えられています。ケロイドは一般的に痛みやかゆみを引き起こし、外見的にもコンプレックスを抱える人が多く、治療を希望する場合があります。
ケロイドの治療

ケロイドの治療方法はいくつかありますが、完全に治すことは難しい場合があります。一般的な治療方法は以下の通りです。

  1. ステロイド注射:ケロイドの赤みや炎症を抑えるため、局所的にステロイドを注射します。効果は比較的高く、何回か繰り返すことで改善される場合があります。
  2. テープ療法:ケロイドを薄くするために、テープを貼る方法があります。テープは、ケロイドの上に貼り付け、時間をかけて徐々に薄くしていきます。長期間の使用が必要であり、完全に治すことはできない場合があります。
  3. 手術:大きなケロイドは手術で取り除くことができます。ただし、手術によって新しいケロイドができたり、手術跡にケロイドができたりすることがあります。ケロイドの治療方法は、個人差があります。皮膚科専門医と相談しながら、自分に合った治療方法を選択することが重要です。

尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう・ニキビ)

ニキビとは ニキビは、毛穴に皮脂や角質が詰まり、そこに細菌が繁殖して発生する皮膚疾患の一種です。主に顔や背中、胸などにできやすく、思春期になるとホルモンバランスの変化により、特に多く発生することがあります。また、ストレスや食生活、化粧品の使用なども影響を与えることがあります。ニキビには、白ニキビや黒ニキビ、赤ニキビ、思春期ニキビ、大人ニキビなど様々な種類があります。
ニキビの治療

治療方法は個人によって異なるため、専門家の医師に相談することが最も効果的な方法です。当院で推奨しているニキビ治療法をいくつか挙げてみます。

  1. 適切なスキンケア:ニキビを治療するには、洗顔や保湿を含めた適切なスキンケアが重要です。洗顔方法や基礎化粧品を変えることで改善する場合も多くあります。
  2. 薬剤治療:医師が処方する薬剤治療は、効果的なニキビ治療法の1つです。一般的な治療薬として、皮膚の表面に存在するアクネ菌を殺菌する外用薬や、皮膚のターンオーバーを促進して毛穴の詰まりを解消する外用薬などが使用されます。また、抗生物質の内服(にきび菌の増殖を抑える効果)や、ホルモン療法(ホルモンバランスを調整する効果)が有効な場合もあります。
  3. ストレス管理:ストレスは、ホルモンバランスに影響を与えることがあり、ニキビを引き起こす可能性があります。思春期や受験前にできるニキビがこれにあたります。

赤ら顔・酒さ(しゅさ)

酒さとは 顔面に紅斑、炎症、腫れ、かゆみなどを引き起こす慢性的な皮膚疾患の一つで、一般的に顔の中央部に現れます。主に中年以降の女性に多く発症することが多いとされています。
酒さの原因

酒さの原因は、まだ完全に解明されていませんが、以下のような要因が関係していると考えられています。

  • 皮膚のバリア機能が弱くなると、外部刺激や環境変化に敏感に反応し、炎症を引き起こすことがあります。
  • 皮膚表面の血管が拡張し、炎症を引き起こすことがあります。
  • アルコール、スパイス、温度変化など、外部刺激や食事などが原因で、酒さの症状が悪化することがあります。
酒さの治療

まずは外部刺激を避け、保湿剤やステロイド剤を使った外用薬、抗生物質を使った内服薬が処方されることがあります。また、赤みを抑えるレーザー治療や注入剤の使用も検討されます。
酒さの症状に悩んでいる場合は、早めに皮膚科専門医に相談することが大切です。

しゅさ様皮膚炎・ステロイド皮膚炎(しゅさようひふえん)

しゅさ様皮膚炎とは

ステロイド剤を長期間使用したことによって、皮膚が炎症を起こす状態を指します。ステロイド剤は、炎症やかゆみを抑える効果があるため、皮膚疾患の治療によく使われますが、医師から指示された期間を超えて長期間漫然と使用すると、皮膚がステロイドに依存し、副作用を引き起こすことがあります。

症状は、皮膚が赤く、腫れて、かゆみや熱感があることがあります。また、皮膚が薄くなったり、あざや紫斑ができたり、毛細血管拡張症や水ぶくれができたりすることもあります。

しゅさ様皮膚炎の治療 ステロイド剤の使用を中止することが最も重要ですが、使用を中止したことによる副反応が必ず起こります。治療の期間は、症状の重さや個人差によって異なりますが、数か月~半年程度必要となります。皮膚科専門医と共に長期間かけて治療を行うことが重要です。
ステロイド外用剤の使用について

当院の治療ではステロイド外用剤を使用します。ステロイド外用剤は医師からの指示通りの適切な使い方であれば、皮膚疾患の治療に非常に有効な薬剤です。
しかし、自己判断で漫然と長期間使用すると、ステロイド皮膚炎を引き起こすことがあるため、使用量や使用期間には患者様ご自身での十分な注意が必要です。

脱毛症(だつもうしょう)

脱毛症とは

頭皮や体毛の一部または全体が異常な抜け毛を起こす症状のことです。脱毛症にはいくつかの種類があり、以下にその代表的なものを挙げます。

  • 脂漏性脱毛症:頭皮に過剰な皮脂が分泌され、炎症を引き起こして毛根が破壊されることで、抜け毛が生じる症状。
  • 全身性脱毛症:全身の毛髪が抜け毛を起こす症状。原因として、自己免疫疾患、化学物質の影響、ストレス、感染症などが挙げられます。
  • 紅斑性脱毛症:円形または楕円形の紅斑が発生し、その周囲の毛髪が抜け毛を起こす症状。原因は不明ですが、自己免疫疾患の可能性があるとされています。
  • 男性型脱毛症(AGA):男性ホルモンの影響により、頭頂部から髪の毛が薄くなっていく症状。男性に多く見られる症状で、遺伝的要因などもあります。
  • 女性型脱毛症:女性ホルモンの減少やストレス、遺伝的要因などが原因で、頭髪の量や質が低下する症状。
脱毛症の治療 原因や症状に合わせて、内服薬、外用薬、注射療法、光線治療、SADBEやDPCPなどの局所免疫療法、脱毛症専門医の治療を受けることが効果的です。治療方法によっては、効果が出るまでに時間がかかることがありますが、根気強く治療を続けることが重要です。
SADBEやDPCPとは

SADBEやDPCPとは、免疫調整剤の一種で、円形脱毛症の治療に用いられる薬剤です。免疫細胞であるT細胞を活性化させることにより、炎症反応を抑制する作用があります。具体的には、SADBEはT細胞を活性化し、特定の抗原に対する感受性を高めることで、身体の自己免疫反応を調節し、脱毛症の症状を改善することが期待されます。
SADBEとDPCPの使用には専門的な知識が必要です。使用中に副作用としてかゆみ、紅斑、痛み、水疱、腫れ、リンパ節の腫れなどの症状が現れることがあります。必ず皮膚科専門医の指導のもとで使用する必要があります。

腋臭症

腋臭症とは 腋臭症(えきしゅうしょう)とは、腋下から強い臭いが発生する状態のことを指します。腋臭症は、一般的に体臭の中でも特に強烈な臭いを持ち、社交面での問題や自己嫌悪などの悩みを引き起こすことがあります。腋臭症の原因は、主に汗や皮脂などの分泌物が細菌によって分解され、臭い成分が発生することが考えられています。また、ストレスや食生活の乱れ、ホルモンバランスの変化など、生活環境や身体状態の変化によっても腋臭症が引き起こされることがあります。
腋臭症の治療

腋臭症の治療法には、以下のようなものがあります。

  1. 日常生活の改善:適切な衛生管理や食生活の改善、ストレスの軽減など、日常生活を改善することで腋臭症の改善が期待できます。
  2. 薬物治療:塩化アルミニウムや抗ボツリヌス毒素薬など、腋臭症の原因を抑制する薬があります。

腋臭症は、人によって症状や原因が異なるため、適切な治療法を見つけるためには、医師との相談が必要です。また、腋臭症の改善には、正しい生活習慣の維持や適切な治療法の選択が必要です。

口唇ヘルペス

口唇ヘルペスとは 口唇ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルスに感染した場合に発生する、口の周りの皮膚や粘膜に水疱ができる感染症です。主に唇の赤く腫れた部分に小さな水疱ができ、痒みや痛みがあります。口唇ヘルペスは、感染力が非常に高く、唾液や直接的な接触によって感染することがあります。また、免疫力が低下したときに再発しやすくなる傾向があります。
口唇ヘルペスの治療 一般的に、口唇ヘルペスは自然治癒するまでに7~14日かかります。しかし、症状の軽減や治療をすることで、痛みやかゆみの緩和、水疱の広がりを抑えることができます。治療法としては、抗ウイルス薬の内服があります。また、再発を予防するためには、免疫力を高めることも大切です。

帯状疱疹

帯状疱疹とは 帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水痘(水ぼうそう)ウイルスが再活性化することによって引き起こされる、皮膚や神経に痛みや水疱を生じる感染症です。水痘ウイルスは、水痘を発症したことがある人の体内に潜伏し、免疫力が低下した際に再活性化して帯状疱疹を引き起こすことがあります。帯状疱疹は、顔や胸、腰など体の半分に発疹が現れ、痛みやかゆみ、熱感などの症状が現れます。痛みの強さは、時に激しい神経痛となることがあります。
帯状疱疹の治療 帯状疱疹の治療には、抗ウイルス薬や鎮痛剤などが使われます。また、合併症として後遺神経痛があるため、早期治療が重要です。予防法としては、水痘ワクチンやシングリックスワクチンの接種があります。
シングリックス ワクチンとは シングリックスワクチンは、帯状疱疹を引き起こす水痘・帯状疱疹ウイルスワクチンに対する予防接種です。従来の水痘ワクチンよりも高い効果が期待され、2017年に米国で承認され、現在世界中で使用されています。シングリックスワクチンは、2回の接種が必要で、2回目の接種は初回接種後2~6か月後に行います。接種対象は、50歳以上の成人で、帯状疱疹リスクが高い人々が推奨されています。具体的には、水痘を発症したことがある人、免疫力が低下している人、50歳以上の高齢者などが含まれます。予防効果が高く、副作用も比較的少ないため、帯状疱疹の予防に有効なワクチンとされています。

水いぼ

水いぼとは 水いぼ(みずいぼ)とは、ウイルス感染症の一つで、皮膚にできる小さな丘疹状の病変のことを指します。主に手足や顔などにでき、直径数ミリから数センチ程度の大きさのものが複数できることがあります。水いぼは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが原因となって発生します。主に子どもや若年層に多く、接触感染で広がります。特にプールやお風呂場、プレイグラウンド、保育園や学校など、人が集まる場所で感染しやすいとされています。
水いぼの治療

多くの場合、水いぼは自然治癒するまで待つことができますが、気になる場合や痛みがある場合は、医療機関で治療ができます。治療法は、水いぼに麻酔テープを貼り、専用の器具で切除します。

蜂窩織炎

蜂窩織炎とは 蜂窩織炎とは、皮膚の深部組織に細菌感染が生じ、細菌が引き起こす炎症反応により、細菌が感染した部位の周囲に蜂の巣状の腫れや赤みを広げる疾患です。炎症は通常、細菌が感染した傷口や外傷の周りに見られますが、病気や手術などの内部原因によっても発生することがあります。
蜂窩織炎の治療

一般的に、蜂窩織炎は、細菌感染を引き起こす菌によって引き起こされるため、治療には抗生物質が必要になります。治療が遅れると、重度の合併症を引き起こす可能性があります。初期の症状がある場合には、速やかに皮膚科専門医を受診することが重要です。

巻き爪

巻き爪とは 巻き爪とは、爪が側面から内側に向かって湾曲し、爪の端が肉に食い込んで痛みを引き起こす状態のことを指します。爪が肉に食い込むことで、炎症や感染を引き起こすことがあります。巻き爪は、爪が変形することで起こる症状ですが、原因としては、遺伝的な要因や靴の選び方、足の形や構造の問題、爪のケアの不足、爪の病気などが考えられます。特に、先の尖った靴や高いヒールを履くことによって、爪に圧迫がかかり、巻き爪を引き起こすことが多いです。
巻き爪の治療

巻き爪の治療方法には以下のようなものがあります。

  1. 爪の切り方の改善:正しい爪の切り方である、爪を直線的に切る方法を実践することで、爪の端が内側に湾曲することを防ぐことができます。
  2. 保護具の使用:爪に保護具を装着することで、外部からの刺激や圧迫を緩和し、爪を健康的な形状に戻すことができます。

自費診療での治療についてはこちら→ 巻き爪外来

爪囲炎

爪囲炎とは 爪囲炎とは、爪の周囲の皮膚が炎症を起こす疾患のことを指します。主に、爪周囲の皮膚の傷口や切り傷から細菌が侵入することで発症します。爪囲炎は、痛みや腫れ、発赤、化膿、膿の排出などの症状が現れます。症状が進行すると、患部が赤く腫れて熱を持ち、痛みが増します。また、爪周囲にできる潰瘍が治りにくくなり、感染症を引き起こすことがあります。
爪囲炎の原因 爪囲炎は、爪の切り方が原因で起こることが多いため、正しい爪の切り方を実践することが予防につながります。爪囲炎を発症した場合は、炎症の進行を防ぐため、早期の適切な治療を受ける必要があります。
爪囲炎の治療

治療には、抗生物質を用いた局所的な治療や、患部の手術などがあります。また、再発を防ぐためにも、正しい爪の切り方や手指の衛生管理を心がけることが大切です。

虫刺され

蚊や蜂などの昆虫に刺され皮膚に赤みや痒みを引き起こします。軽いものであれば市販薬で症状が和らぎますが、痒みが強い場合・痛みを伴う場合・腫れが強い場合は専門的な治療が必要になりますのでクリニックへの受診をお勧めします。またお子さんの場合、虫刺されを掻きこわし、とびひとなることもあるので要注意です。

多汗症

精神的なストレスがかかると誰でも腋の下や手のひら・足の裏に汗をかきますが、その分泌量が多く困ることが多いとそれが新たなストレスとなり悪循環になります。当院では保険外治療にて専用のローションとボトックス(腋の下に限る)による治療を行っています。

皮膚腫瘍

ほくろやいぼのような良性のものから、メラノーマや有棘細胞がんなどの命にかかわる悪性の腫瘍まで、さまざまな種類の皮膚腫瘍があります。当院ではダーモスコープという機器を使用して診断の精度を上げています。手術は予約制で東京医科大学病院皮膚科の皮膚外科の専門医が行います。

小児科皮膚科

当院で対応する疾患

  • 乳児湿疹
  • おむつかぶれ
  • 皮膚カンジダ症
  • 汗疹(あせも)
  • とびひ
  • 小児アトピー性皮膚炎
  • 食物アレルギー
  • 虫刺され
  • 水いぼ
  • いぼ
  • にきび
  • じんましん
  • 伝染性紅斑(りんご病)
  • 手足口病
  • みずぼうそう
  • 頭じらみ

小児皮膚科について

小児の皮膚は、成人に比べてかかりやすい疾患があります。また小児特有の皮膚疾患もあります。先天性皮膚疾患が発見されるのも、ほとんどの場合が小児期です。
こういった小児期特有の状態を考慮しながら、さまざまな皮膚疾患について、きめ細かい診療を行なうように心がけております。

お子様の肌は皮脂分泌が少なく、非常にデリケートで乾燥しやすい傾向にあります。免疫も未熟なため、さまざまな感染症にもかかりやすいです。適切な治療と適切なスキンケアで皮膚の状態を改善していくことができます。

当院では、お子様の皮膚のトラブルにも細やかに対応させていただきます。お気軽にご相談ください。

おむつ皮膚炎(おむつひふえん)

おむつ皮膚炎とは おむつをしている赤ちゃんのおしり周辺に発生する皮膚炎のことです。おむつをしている間、汚れや湿気が蓄積されることで、肌が刺激され、炎症が起こります。おむつ皮膚炎の症状には、かぶれたような発疹、かゆみ、赤み、ただれ、ひび割れ、膿が出ることがあります。重度の場合は、痛みや熱感も伴います。
おむつ皮膚炎の予防
  • おむつをこまめに交換する
  • おむつのサイズや形を適切にする
  • おむつをつける前に、赤ちゃんのおしりを清潔にする
  • おしりを乾かすために、タオルやワイプで優しく拭く
  • 皮膚を保護するために、保湿クリームを塗る
おむつ皮膚炎の治療
  1. おむつをこまめに交換する:おむつをこまめに交換することで、おしり周辺の湿度や汚れを減らし、皮膚の炎症を軽減することができます。
  2. おしりを清潔に保つ:おしりを拭くときは、優しく清潔なタオルやワイプを使って拭き、肌を傷つけないようにします。
  3. 保湿クリームを塗る:おむつを着用する前に、おしりに保湿クリームを塗ることで、肌を保護することができます。
  4. かゆみや炎症を軽減する薬を塗る:かゆみや炎症を軽減するために、ステロイド軟膏や抗真菌薬、抗生物質の軟膏を塗ることがあります。ただし、医師の指示に従って正しく使用する必要があります。
  5. 空気に触れさせる:おむつを着けないでおしりを空気に触れさせることで、皮膚の状態が改善されることがあります。

とびひ

とびひとは 伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)は、黄色ブドウ球菌によって引き起こされる感染症です。主に乳幼児に多く発症し、膿疱が皮膚の表面に現れ、かゆみや炎症を伴うことがあります。感染力が強く、感染拡大が起こりやすいため、集団生活をしている子供たちの間で流行することがあります。症状としては、発熱や不快感、食欲不振などの全身症状に加えて、皮膚に丸い膨らみが現れます。膨らみは、しばらくすると中央部が黄色く変色し、膿疱になります。膿疱が破裂して痛みやかゆみを伴うことがありますが、通常は自然に治癒します。
とびひの治療 治療には、細菌感染に対する抗生物質が使用される場合があります。また、予防には手洗いや衛生管理が重要です。患部を清潔に保ち、感染を広げないようにすることが大切です。

水いぼ

水いぼとは 水いぼ(みずいぼ)とは、ウイルス感染症の一つで、皮膚にできる小さな丘疹状の病変のことを指します。主に手足や顔などにでき、直径数ミリから数センチ程度の大きさのものが複数できることがあります。水いぼは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが原因となって発生します。主に子どもや若年層に多く、接触感染で広がります。特にプールやお風呂場、プレイグラウンド、保育園や学校など、人が集まる場所で感染しやすいとされています。
水いぼの治療

多くの場合、水いぼは自然治癒するまで待つことができますが、気になる場合や痛みがある場合は、医療機関で治療ができます。治療法は、水いぼに麻酔テープを貼り、専用の器具で切除します。

虫刺され

蚊や蜂などの昆虫に刺され皮膚に赤みや痒みを引き起こします。軽いものであれば市販薬で症状が和らぎますが、痒みが強い場合・痛みを伴う場合・腫れが強い場合は専門的な治療が必要になりますのでクリニックへの受診をお勧めします。またお子さんの場合、虫刺されを掻きこわし、とびひとなることもあるので要注意です。

皮膚外科

皮膚にはさまざまな腫瘍ができます。良性のことがほとんどですが、時には皮膚がんのこともあります。急に大きくなったり、色調が変わったりしたら要注意です。気になるほくろやいぼができたら受診をお勧めします。
良性の場合でもご希望によって治療が可能ですが、種類によって治療法を選択いたします。

脂漏性角化症(尋常性疣贅)

加齢変化で起こる一種の皮膚老化によるいぼです。長年の日光暴露が引き金になるため、顔面に好発します。治療は麻酔剤を使用しない液体窒素療法(凍結療法)で治療が可能です。凍結後1~2週で脱落します。脱落後は炎症後色素沈着を予防するために、美白剤の外用をお勧めいたします。

粉瘤

粉瘤とは 皮下脂肪組織の中に形成される良性腫瘍の一種です。皮膚の中にできた袋状の腫瘤で、内部には脂肪や角質などが溜まっている状態です。特に大きなものや痛みを伴うものは手術によって治療します。ただし、小さな粉瘤の場合は、治療が必要ないことが多いです。
炎症性粉瘤とは 粉瘤が炎症を引き起こしたものを炎症性粉瘤と呼びます。粉瘤の中の物質が皮膚に漏れ出し、周囲の組織に炎症を引き起こしてしまったものが炎症性粉瘤となります。炎症性粉瘤は、赤みや腫れ、痛み、膿などの炎症症状を伴うため、通常の粉瘤よりも不快感を伴います。治療法は、薬剤の塗布や外科手術などがあり、症状の程度によって選択されます。治療が遅れた場合には、粉瘤が壊死して外部に膿を出すこともあります。

表皮が皮膚の中で風船のように膨らんで中に角質をため込み少しずつ膨らんできます。治療は局所麻酔での外科的切除ですが、顔面~頸部では一般的な舟形切除では傷が目立つので、へそ抜き法といって小さなパンチ穴から引き出す方法が整容的に優れています。体の粉瘤はこの方法では再発することが多いので、従来の舟形切除をいたしますが、切開線はなるべく小さくいたします。

色素性母斑(ほくろ)

顔面のほくろは盛り上がってしまうとレーザーでは対処できません。手術療法を選択するのですが、従来の舟形切除では線状の傷を残し、目立ってしまう場合がありました。現在は「くりぬき法」といって、ほくろの形のままくりぬいて、あえて縫合しない方法を採用しています。丸い傷は時間とともに収縮して小さくなるため、線状の傷と比較して格段に目立たなくなりました。

母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん・ほくろ)

ほくろとは

皮膚にできる色素性の良性腫瘍のことです。通常は直径が5mm以下の小さなもので、茶色や黒色をしていますが、稀に赤色や肉色をしている場合もあります。多くは生まれつき備わっており、成長とともに数が増えたり、大きくなったりすることがありますが、一部のほくろは後天的にできることもあります。

ほくろ自体は一般的に健康上の問題はありませんが、形や色の変化があった場合には悪性腫瘍として発展することがあります。このため、ほくろに変化があった場合には、皮膚科専門医に相談することが重要です。

ほくろの治療

当院ではほくろの切除法を行なっています。ほくろを完全に切り取り、その周りの皮膚を
縫合する方法です。ほくろが大きい場合や形が不規則な場合に適しています。

また、盛り上がりのない平らなほくろは、炭酸ガスレーザーで治療することもできます。

ガングリオン

ガングリオンとは ガングリオンとは、手や足の関節部分や手首などにできる、小さなしこりのことを指します。主に関節の周辺や腱鞘のある場所などに発生し、腫れや痛みを引き起こすことがあります。
ガングリオンの治療

腫瘍が小さく症状が軽度の場合は経過観察を行うことがありますが、症状が重度であったり腫瘍が大きくなっている場合は、手術や穿刺(せんし)による治療が必要となる場合があります。

穿刺療法とは、針を用いて腫瘍内の液体を吸い出す治療方法です。同時にステロイド注射薬を注入することもあります。この方法は手術に比べて負担が少なく、短時間で治療が可能であるため、一般的には穿刺療法から始められることが多いです。しかし、再発の可能性が高く、完全に治癒しない場合があるため、再発した場合や症状が重度の場合は手術が必要となることがあります。

皮膚がん(ひふがん)

皮膚がんとは 皮膚がんは、皮膚細胞ががん化したものを指します。主に紫外線の影響によって引き起こされることが多く、日常生活での紫外線の影響や、過度の日焼けや日焼けによる炎症、遺伝的要因などが原因となることが知られています。代表的な皮膚ガンとしては、基底細胞がん、扁平上皮がん、悪性黒色腫などがあります。これらのガンは、早期発見が治療のポイントであり、皮膚の変化に注意を払って、定期的な皮膚検診を受けることが重要です。
皮膚がんの治療

治療法は病状によって異なりますが、手術や放射線治療、化学療法などが用いられます。

当院では大学病院の皮膚外科から毎週医師が診察にきていますので、どんな皮膚の腫瘍でも対応可能です。大きいものは、大学病院に入院の上、皮弁、植皮といった方法での治療も可能です。

皮膚腫瘍

ほくろやいぼのような良性のものから、メラノーマや有棘細胞がんなどの命にかかわる悪性の腫瘍まで、さまざまな種類の皮膚腫瘍があります。当院ではダーモスコープという機器を使用して診断の精度を上げています。手術は予約制で東京医科大学病院皮膚科の皮膚外科の専門医が行います。

そのほかすべての皮膚腫瘍

どんな皮膚の腫瘍でも対応いたします。大きいものは、大学病院に入院の上、皮弁、植皮といった方法での治療も可能です。

AGA(男性型脱毛)

当院では脱毛症の専門外来を設け、毛髪疾患全般について経験の深い医師が診療に当たっています。毛髪が減少する原因は多岐にわたりますので、正しい診断の上、その症状にあった治療法を選択することが肝要です。たとえば男性型脱毛症はAGA(Androgenetic Alopecia)と呼ばれ、最近では内服薬での効果の高い治療法も開発されていますが、誰でも増えるというわけではありません。その見極めは専門医でないと困難です。男性同様、女性でも薄毛について心配される方が増えてきていますが、特に女性の場合、治療法を選択する前にその原因を検索することが重要になります。また、円形脱毛症は一般的な治療ではコントロール困難な重症例を含めて診療に当たります。

AGA/男性型脱毛症の治療

AGAは思春期過ぎに徐々に頭髪が薄くなり、額の生え際が後退したり頭頂部の髪がなくなったりする現象をいいます。症状は進行性で、一度症状が出始めると、その後は徐々に薄毛が進行してゆきます。これは男性ホルモンの1種が毛根に作用し毛の寿命を短くすることで、毛が抜けやすくなったり、細くて短い毛が多くなる事が原因です。そのホルモンをブロックする飲み薬がプロペシアです。効果の判定には最低でも6ヶ月間の服用が必要と言われていますが、当院では写真判定およびダーモスコープという拡大鏡での検査で3ヶ月での判定が可能です。現在この薬は世界中で使われていますが、ほとんど副作用がなく精力減退も起こりません。また従来は「プロペシア」(MSD)1種でしたが、さらに効果が期待できる新薬「ザガーロ」(グラクソ・スミスクライン)の処方も開始しました。

プロペシア

費用はこちら

内服方法 1日1回決まった時間に内服してください。食前でも食後でも構いません。
効果が期待される部位 頭頂部
外用薬との併用 可能です。
注意事項 男性のみ服用できます。女性は内服できません。妊娠中の女性が破損したプロペシアに触れて有効成分が体内に吸収されると、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあるため、プロペシアは割って飲まないでください。内服を中止した場合、最初から内服しなかった場合の現在の年齢の状態まで脱毛が進行します。前立腺がんの検診を受ける方は検査を実施する医師にプロペシアを内服していることをお知らせください。検査結果の数値が高く出ることがあります。内服中および内服終了から1ヶ月間は献血ができません。
副作用 リビドー減退、肝機能障害、全身倦怠感
保険適応 保険適応外の治療です

ザガーロ

費用はこちら

内服方法 1日1回決まった時間に内服してください。食前でも食後でも構いません。
効果が期待される部位 頭頂部および前頭部
外用薬との併用 可能です。
注意事項 男性のみ服用できます。女性は内服できません。妊娠中の女性が破損したザガーロに触れて有効成分が体内に吸収されると、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあるため、ザガーロのカプセルは開けないでください。内服を中止した場合、最初から内服しなかった場合の現在の年齢の状態まで脱毛が進行します。前立腺がんの検診を受ける方は検査を実施する医師にザガーロを内服していることをお知らせください。検査結果の数値が高く出ることがあります。内服中および内服終了から6ヶ月間は献血ができません。
副作用 リビドー減退、肝機能障害、全身倦怠感、黄疸、食欲不振、乳房障害、精子の数および量の減少
保険適応 保険適応外の治療です

脱毛症外来

脱毛症とは

頭皮や体毛の一部または全体が異常な抜け毛を起こす症状のことです。脱毛症にはいくつかの種類があり、以下にその代表的なものを挙げます。

  • 脂漏性脱毛症:頭皮に過剰な皮脂が分泌され、炎症を引き起こして毛根が破壊されることで、抜け毛が生じる症状。
  • 全身性脱毛症:全身の毛髪が抜け毛を起こす症状。原因として、自己免疫疾患、化学物質の影響、ストレス、感染症などが挙げられます。
  • 紅斑性脱毛症:円形または楕円形の紅斑が発生し、その周囲の毛髪が抜け毛を起こす症状。原因は不明ですが、自己免疫疾患の可能性があるとされています。
  • 男性型脱毛症(AGA):男性ホルモンの影響により、頭頂部から髪の毛が薄くなっていく症状。男性に多く見られる症状で、遺伝的要因などもあります。
  • 女性型脱毛症:女性ホルモンの減少やストレス、遺伝的要因などが原因で、頭髪の量や質が低下する症状。
脱毛症の治療 原因や症状に合わせて、内服薬、外用薬、注射療法、光線治療、SADBEやDPCPなどの局所免疫療法、脱毛症専門医の治療を受けることが効果的です。治療方法によっては、効果が出るまでに時間がかかることがありますが、根気強く治療を続けることが重要です。
SADBEやDPCPとは

SADBEやDPCPとは、免疫調整剤の一種で、円形脱毛症の治療に用いられる薬剤です。免疫細胞であるT細胞を活性化させることにより、炎症反応を抑制する作用があります。具体的には、SADBEはT細胞を活性化し、特定の抗原に対する感受性を高めることで、身体の自己免疫反応を調節し、脱毛症の症状を改善することが期待されます。
SADBEとDPCPの使用には専門的な知識が必要です。使用中に副作用としてかゆみ、紅斑、痛み、水疱、腫れ、リンパ節の腫れなどの症状が現れることがあります。必ず皮膚科専門医の指導のもとで使用する必要があります。

円形脱毛症

費用はこちら

単発のものは放置していても半年ほどで治癒しますが、5個6個と多発する例や急激に毛髪がすべて脱落する例などはたいへん治りにくいため、専門的な治療が必要です。当院では一般的なステロイド外用薬や光線療法による治療の他、重症例ではステロイド内服治療、ステロイド局所注射、局所免疫療法(SADBE、DPCP)などによる治療を行います。

円形脱毛症の種類

単発型 円形脱毛症が数個のタイプ。放置しておいても3ヵ月から半年で自然に治ります。ただし稀に重症なタイプに移行する事があります。ステロイドの外用(保険)や局所注射(保険)で治療すると早く治ります。
多発型 円形脱毛症が複数個あるタイプ。複数個が融合している場合は単発型に比べると難治なものが多いようです。治療は単発型の治療に加えて局所免疫療法(自費)を行うことがあります。
急速進行型 短期間のうちに全頭や全身の毛が抜けてしまうタイプ。このタイプは全て抜けたあとしばらくすると自然に発毛して治癒する事が多いのですが、全ての毛が一旦抜けてしまうので、患者様の精神的ショックが大きいです。そのため少しでも抜け毛を減らすためにステロイドの内服(保険)を行う事が多いです。
汎発型 慢性的に全頭あるいは眉毛・まつげまでもが抜けてしまいます。ひどい場合は全身の毛が抜けてしまいます。ステロイドの内服は効果的ですが、中止すると再発することが多くあまりお勧めできる方法ではありません。第一選択は局所免疫療法(自費)です。

円形脱毛症の治療法

ステロイド
外用療法
もっとも一般的な治療法で軽症な場合の第一選択の治療法です。
ステロイド
局所注射療法
脱毛部に直接ステロイドを注射する方法です。非常に効果的な治療法ですが、傷みを伴う治療法なので、比較的範囲の狭い円形脱毛症の患者さんがよい適応といえます。
ステロイド
内服療法
ステロイドには免疫抑制作用があります。毛包の周囲に浸潤しているリンパ球の機能を抑える作用によって発毛を促します。外用療法より有効ですがステロイドはリンパ球のみならず人のほとんど全ての細胞の機能も抑えてしまうため全身的な副作用もあります。したがって長期にわたる使用はできません。
局所免疫療法 自然界には存在しない合成物質であるSADBE(squalic acid dibutylester)やDPCP(diphencyprone)はほとんど全ての人がかぶれる物質です。このかぶれを利用して治療に役立てるという方法です。局所的なかぶれという副作用はありますが、全身的な副作用はほとんど無いので安心して継続できる治療法です。ただし保険適応が無く、自費診療になります。

抗アレルギー剤の
内服
アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患が合併している場合は他の治療法に加えて抗アレルギー剤を内服していただく場合があります。
その他 液体窒素療法、セファランチンやグリチロンといった旧来の内服療法は、効果が不十分なので当院ではあまり行いません。

女性型脱毛症

女性でも加齢とともに髪の毛のボリュームが全体的に減っていきます。最初は分け目が目立つようになったと自覚されることが多く、徐々に進行していきます。多くは加齢によるものですが、貧血・甲状腺疾患・膠原病など内科的疾患が原因のことや鉄分や亜鉛の不足が原因のこともあり、血液検査が必要になります。それ以外にも間違ったお手入れ法・お食事の偏りなども抜け毛の原因になりますので、詳しくお話しをお聞きします。

ニキビ外来

20歳以降に出現するおとなのにきびは思春期の頃のニキビとは異なり、頬からあごのラインに多く出現します。これは女性の化粧行動に原因があります。いわゆるTゾーンはクレンジングなどによっても脂の分泌が多いため、さほど問題にならないのですが、Uゾーンではもともと乾燥傾向にあるため、ドライスキンが助長され、これが毛穴を障害してニキビができるのです。一般に、ニキビができるとより一層強く洗う方が多いのですが、これが曲者なのです。当院ではこのごくあたりまえのスキンケアの方法論からアプローチを開始し、多くの方はこれだけでとても改善していくのです。もちろん症状に合わせて保険適応内の治療から重症例では保険適応外の治療を行っていきます。保険適応外の治療はこちら

ケミカルピーリング

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ケミカルピーリングは酸の力を利用して、古くなった角質や毛穴の詰まりを取り除き肌のくすみやニキビを改善させる方法です。当院では比較的刺激の少ないサリチル酸マクロゴールを中心に使用しますが、アミノ酸やグリコール酸のご用意もございます。

所要時間 治療間隔
15分 3~4週
施術部位 顔・首・胸・背中など
副作用 皮膚の乾燥、皮むけ、赤み、かゆみ、発疹
保険適応 保険適応外の治療です

イオン導入

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皮膚にはバリア機能があり、そのままビタミンCやトラネキサム酸を塗っても深部には届きません。微弱な電流を流すことにより皮膚の深部まで有効成分を届かせることが可能です。

所要時間 治療間隔
15分~60分 3~4週
トラネキサム酸導入 美白効果・シミの気になるお肌に
ビタミンC導入 これから黒くなるお肌に・コラーゲンの生成・ニキビをつくりにくくする・毛穴を引き締める
EGF導入 肌細胞を活性化させ、年齢とともに遅れてくるターンオーバーを正常な周期に戻します。EGFは上皮成長因子と呼ばれ、皮膚再生医療の現場で使われています。
石膏パック お肌を沈静化させる・潤いを与える
プラセンタプラス うるおいを求める方に
点滴プラス 内側からキレイをつくる

★はイオン導入のオプションですのでぜひご一緒にお試しください。

副作用 かゆみ、発疹
保険適応 保険適応外の治療です

イソトレチノイン

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イソトレチノインは皮脂腺からの皮脂の分泌を抑え、毛穴のつまりを減らすことでニキビを改善していく内服薬です。重症なニキビ(集簇性ざ瘡)で他の治療では効果が現れにくい場合に使用します。

内服方法 およそ6ヶ月間続けて内服し経過を観察、その後必要であれば2ヶ月間の休薬期間を経て内服を再開します。内服に必要な量は症状や体重にあわせて決まります。
血液検査 内服には定期的な血液検査が必要で、数値が悪化した場合には内服を中止する場合があります。
内服できない方 妊娠中・授乳中の方、妊娠を希望される方、妊娠の可能性のある方
副作用 このお薬には催奇形性があります。
男性:内服終了から1ヶ月間の避妊が必要です。
女性:内服終了から6ヶ月間の避妊が必要です。
その他皮膚粘膜の荒れ、肝疾患、鬱、めまい、頭痛、吐き気
注意事項 内服中および内服終了から6ヶ月間は献血ができません。
保険適応 海外承認品の個人輸入のため保険適応外の治療です。

マーベロン

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マーベロン(低用量ピル)を内服するとホルモンバランスの乱れを整えることができるため低用量ピルはニキビ治療にも用いられます。排卵後から生理前はプロゲステロンが増加し皮脂の分泌を促すため過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。月経の終わりまでは肌を潤わせる作用のあるエストロゲンが減少するため肌が乾燥しないよう皮脂が過剰に分泌され毛穴が詰まりやすくなります。

内服方法 月経の1日目から服用を開始、毎日ほぼ一定の時間に1日1錠ずつ服用してください。
飲み忘れ 飲み忘れが1日の場合は、気づいた時点で飲み忘れた1錠を直ちに服用し、さらにその日の分も通常通りの時間に服用してください。飲み忘れが2日以上の場合は、服用を中止し、次の月経を待って新しいシートで服用を開始してください。
内服できない方 妊娠または妊娠の可能性のある方、授乳中の方、不整出血のある方、35歳以上で1日15本以上のたばこを吸う方、血栓性素因のある方。
副作用 吐き気、頭痛、乳房の張り、不整出血、経血量の変化、血栓症
注意事項 次のような症状があらわれた場合は血栓症の疑いがあります。症状が軽くても飲むのをやめてすぐに医師に相談してください。血栓症を疑って他の病院を受診するときは、この薬を飲んでいることを伝えてください。突然の足の痛みや腫れ・手足の脱力やまひ・突然の息切れや押しつぶされるような胸の痛み・激しい頭痛・舌のもつれ・しゃべりにくい・突然の視力障害
保険適応 保険適応外の治療です

巻き爪外来

巻き爪

巻き爪とは 巻き爪とは、爪が側面から内側に向かって湾曲し、爪の端が肉に食い込んで痛みを引き起こす状態のことを指します。爪が肉に食い込むことで、炎症や感染を引き起こすことがあります。巻き爪は、爪が変形することで起こる症状ですが、原因としては、遺伝的な要因や靴の選び方、足の形や構造の問題、爪のケアの不足、爪の病気などが考えられます。特に、先の尖った靴や高いヒールを履くことによって、爪に圧迫がかかり、巻き爪を引き起こすことが多いです。
巻き爪の治療

巻き爪の治療方法には以下のようなものがあります。

  1. 爪の切り方の改善:正しい爪の切り方である、爪を直線的に切る方法を実践することで、爪の端が内側に湾曲することを防ぐことができます。
  2. 保護具の使用:爪に保護具を装着することで、外部からの刺激や圧迫を緩和し、爪を健康的な形状に戻すことができます。

当院では爪の表面に特殊なプレートを貼り付けて、形を矯正する治療法を行っています。爪に装着しても薄いプレートですので目立ちにくく、また直後にペディキュアを塗っていただくことも可能です。

費用はこちら

治療に使用する材料 金属ワイヤー、アクリルプレート
注意事項 この治療によって爪が折れる、爪が割れることがあります。
保険適応 保険適応外の治療です

 

爪囲炎

爪囲炎とは 爪囲炎とは、爪の周囲の皮膚が炎症を起こす疾患のことを指します。主に、爪周囲の皮膚の傷口や切り傷から細菌が侵入することで発症します。爪囲炎は、痛みや腫れ、発赤、化膿、膿の排出などの症状が現れます。症状が進行すると、患部が赤く腫れて熱を持ち、痛みが増します。また、爪周囲にできる潰瘍が治りにくくなり、感染症を引き起こすことがあります。
爪囲炎の原因 爪囲炎は、爪の切り方が原因で起こることが多いため、正しい爪の切り方を実践することが予防につながります。爪囲炎を発症した場合は、炎症の進行を防ぐため、早期の適切な治療を受ける必要があります。
爪囲炎の治療

治療には、抗生物質を用いた局所的な治療や、患部の手術などがあります。また、再発を防ぐためにも、正しい爪の切り方や手指の衛生管理を心がけることが大切です。

ワクチン

当院にて接種可能なワクチン

※税込み

インフルエンザ

【渋谷区助成あり】

1~12歳 2回無料
13歳~中学3年生 1回無料
65歳以上 1回無料

【助成なし】

4,200円
他区65歳以上 自治体による 

肺炎球菌(高齢者)

【渋谷区助成あり】

65歳 1回無料

【助成なし】

8,400円

帯状疱疹シングリックス

【渋谷区助成あり】

15,000円

【助成なし】

25,000円

帯状疱疹(高齢者)

【渋谷区助成あり】

50歳以上 2回で30,000円

【助成なし】

50,000円

風疹抗体検査

【渋谷区助成あり】

初診 無料
結果説明 無料

【助成なし】

初診 6,000円
結果説明 1,500円

5種混合

【渋谷区助成あり】

無料

【助成なし】

22,000円

2種混合

【渋谷区助成あり】

無料

【助成なし】

5,500円

麻疹風疹(MRワクチン)

【渋谷区助成あり】

無料

【助成なし】

12,000円

日本脳炎

【渋谷区助成あり】

無料

【助成なし】

8,800円

水痘(みずぼうそう)

【渋谷区助成あり】

無料

【助成なし】

11,000円

破傷風

【渋谷区助成あり】

無料

【助成なし】

4,400円

子宮頚ガン9価(女性)

【渋谷区助成あり】

無料

【助成なし】

33,000円

子宮頚ガン4価(男性)

【渋谷区助成あり】

無料

【助成なし】

17,800円

おたふくかぜ

【渋谷区助成あり】

無料

【助成なし】

7,200円

B型肝炎

【渋谷区助成あり】

【助成なし】

8,000円

予防接種を受けられない方、注意が必要な方

  • 発熱(37.5℃以上)ある方
  • 重篤な急性疾患を引き起こしている方
  • ワクチンに含まれる成分(卵や抗生物質、安定剤など)のアレルギーがある方
  • 風疹、麻疹の予防接種を受ける予定で妊娠している方
  • 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気などで治療を受けている方
  • 未熟児で生まれ、発育状態の悪い方
  • 予防接種後2日以内に発熱や発疹、蕁麻疹などアレルギー症状がみられた方
  • 今までにけいれんを起こしたことがある方
  • 過去に免疫不全の診断がなされている方、また近親者に先天性免疫不全の方がいる方